How to build "EQIS-1 Development Kit"

EQIS-1 (XIAO 6DoF Ext. & 専用ケースセット) の組み立て方法

EQIS-1はソフトウェア開発者向けの商品です
本商品は、加速度センサーを使用した地震観測機器を自作、開発するための組み立てキットです。(完成品ではありません)
Seeed XIAOシリーズに使用可能な加速度・ジャイロセンサー基板と、適合する専用ケースで構成されており、本商品にソフトウェアは含まれません。
ソフトウェア実装参考集や解説記事、紹介しているオープンソースソフトウェアについて、当社では資料の正確性の保証、動作の確認、個別のサポートはしておりません。

キットに含まれるもの

  • XIAO 6DoF Extension 基板 1枚
  • ロープロファイルピンヘッダ(6P) 2個
  • ロープロファイルピンソケット(4P) 1個
  • 基板固定用ネジ (M1.7x5mm) 2本
  • 専用ケース 1個
  • 専用ケース用ネジ 2本

作り方

部品には尖っている部分があります。組み立て中は十分に注意してください。

1. XIAO RP2040にピンヘッダを実装する

Seeed XIAO RP2040にロープロファイルピンヘッダ(6P)を挿し、ハンダづけします。

ピンヘッダはUSB-Cコネクタ側の1ピンを空けて、短い方を基板に挿してください。(以下の写真を参考にしてください)


2. ピンソケットを実装する

「XIAO 6DoF Ext.」の記載がある面(表面)にロープロファイルピンソケット(4P)を挿し、ハンダづけします。

ピンソケットは基板に対して垂直 かつ ソケットの穴を正面に見て基板の縁と水平になるように実装してください。


3. 基板にXIAO RP2040を実装する

1でピンヘッダをハンダづけしたXIAO RP2040を「XIAO 6DoF Ext.」の記載がある面(表面)に載せ、ハンダづけします。


4. ケースに基板を固定する

基板裏面の2つのタクトスイッチが専用ケース(土台)の2つの穴の位置に来るように配置し、専用ケースに基板固定用ネジ (M1.7x5mm) を使って基板を固定します。


5. OLEDを接続する

2でハンダづけしたピンソケットに0.96インチ 128×64ドット有機ELディスプレイ(OLED)を接続します。
OLEDとXIAOの間に4〜5mm程度の厚さのスポンジを挟むと、ケースの窓枠にOLEDがピッタリとフィットします。


6. ケースを閉める

専用ケース用ネジでケースを閉めます。


7. 完成

USB-CケーブルでPCと接続し、ファームウェアを書き込んだら完成です。

Arduino IDEやPlatformIOを使用してプログラムを書き、オリジナルの地震計を作ってみよう!

EQIS-1についての解説記事

※当社が監修等を行ったものではありません。

EQIS-1向けに開発されたソフトウェア

以下はEQIS-1向けに開発されたオープンソースのソフトウェアの紹介です。
※当社ではEQIS-1に付随するあらゆるソフトウェアを提供していません。

以下はEQIS-1に搭載したXIAO RP2040にバイナリ形式のファームウェアを書き込む際、USBマスストレージモードで再起動させるためのツールです。

コミュニティ

Discordサーバー、Libre Alert Project 内の #seismometer チャンネルにてEQIS-1に関する情報交換を行なっています。ご興味があれば是非ご参加ください。

諸元

  • 3軸加速度・ジャイロセンサー : STMicroelectronics LSM6DSO (SPI接続)
  • 有機EL(OLED)ディスプレイ : SSD1306 (I2C接続)
  • タクトスイッチ ×2 : D1及びD6にプルアップで接続 (USB-Cコネクタ穴を下にして、ケースを裏から見て左がS2、右がS1)

ピンアサイン

  • XIAO D0 - 未接続
  • XIAO D1 - タクトスイッチS2 (pull-up)
  • XIAO D2 - LSM6DSO INT1
  • XIAO D3 - LSM6DSO CS (pull-up)
  • XIAO D4 - OLED SDA
  • XIAO D5 - OLED SCL
  • XIAO D6 - タクトスイッチS1 (pull-up)
  • XIAO D7 - LSM6DSO INT2
  • XIAO D8 - LSM6DSO SPC (pull-up)
  • XIAO D9 - LSM6DSO SDO (pull-up)
  • XIAO D10 - LSM6DSO SDI (pull-up)

謝辞

EQIS-1の設計にあたり、加速度センサーおよびソフトウェアの検証・設計にご協力いただいた @compo031 氏、@ingen084 氏、@NoneType1 氏 に感謝いたします。(ABC順)